2008年05月25日
予想外です
昔々、私が小学生の頃、何故か学校に定期的にとあるお店が花や樹木を売りに来ていた。
何ヶ月かに一回配られるパンフレットには様々な季節の花や木の写真が。
その中に、ひときわ私が凝視してしまう品物があった。
『果樹』
今にして思えば背丈20cmくらいの苗にあんなにでっかい実がなるのだろうかと疑問に思うくらい、立派に実をつけまくった果樹の苗木が載っていた。
私の中で夢が膨らむ。
「これさえ植えればイチゴやさくらんぼが食べ放題。。。」
親に内緒でこっそり注文する。
イチゴの苗とさくらんぼの苗。
親に内緒でこっそり植える。
そもそもまだ小学生の話。まともな園芸知識がある訳もなく、とりあえず植えときゃ来年は実がいっぱいなるだろうと、その後はほっとく私であった。
翌年、イチゴの苗はもはやどこに植えたかも分からないくらい雑草の中に撃沈。
が!!!
なんとさくらんぼの苗は山の土にも関わらずしっかり根付いてくれたのだ!!!
高さは30cmくらいで、枝も2本くらいしか出ておらず、なんともヒョロリとした頼り無い姿だったが、確かにそこに定着してくれたのだ。
もちろんすぐに実がなる訳もなく、翌年、また翌年、徐々に大きく、幹も太くはなるものの実ができる気配は無かったので、私もいつの間にかその存在を忘れていた。
それから十何年・・
親に内緒でこっそり植えたそのさくらんぼの木は、やがて親をも当惑させるほど巨大な木となってしまったのだ!
私のヒザくらいしかなかった木が、もはや見上げて一番上の葉っぱが見えない程。高さは3m近くになっただろうか。
「まぁ花見にでも使ってくれ(横柄)」と言い残し、社会人となり実家を出る。
それからしばらくして親から「ちょっと、○○の植えたさくらんぼ、実がなったわよ!!」と連絡が入る。
てっきり実はならない木だと思っていたのでそれはそれは驚いた。
見に行くと、、、
ありえない量のさくらんぼが!!!
小学校の頃の夢が、成人してやっと叶った瞬間であった。
これはちょっと感慨深かったですよ。
待つ事も大切である。(ていうかちゃんと手入れを)
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
そんな訳でここ毎年、この時季になると実家に帰り、さくらんぼを摘むのであった。
今年も莫大な量のさくらんぼが!

たわわー

たわわー

木のすぐ横は道路に面しており、2mほど低くなっている。枝は太陽の光を求めてその道路側へせりだしていたため、良い部分が収穫できず。
ふとその道路を見たらこんな有り様に!!!

ちっちゃい粒はみんなさくらんぼです。
この時点でさえまだ枝には大量の実が。
道路に落ちないよう採れる部分を慎重に採取する。
たまにそのまま食べちゃったりしつつ。
なんともいい時間なのだ。
できれば小学生の頃この体験を味わいたかったなぁ・・・とか思ったり。
今回はこんくらい採れました。まだいっぱい採れたけど手が届かず。

粒の大きさは小さめ。

なぜならこれは実が成りはじめた頃、『摘果(てっか)』という作業を行わなかった為。
ひと粒に十分栄養を与えるために、余分な実をもぎ取る作業。梨やりんごでも行われる。
それをやってたらもうちょっと大きくなったのかなぁ。
でも味はちゃんとさくらんぼの味。
こうして美味しく、かつちょっと不思議な感覚を味わいながら、季節の実りを堪能する私であった。
何ヶ月かに一回配られるパンフレットには様々な季節の花や木の写真が。
その中に、ひときわ私が凝視してしまう品物があった。
今にして思えば背丈20cmくらいの苗にあんなにでっかい実がなるのだろうかと疑問に思うくらい、立派に実をつけまくった果樹の苗木が載っていた。
私の中で夢が膨らむ。
「これさえ植えればイチゴやさくらんぼが食べ放題。。。」
親に内緒でこっそり注文する。
イチゴの苗とさくらんぼの苗。
親に内緒でこっそり植える。
そもそもまだ小学生の話。まともな園芸知識がある訳もなく、とりあえず植えときゃ来年は実がいっぱいなるだろうと、その後はほっとく私であった。
翌年、イチゴの苗はもはやどこに植えたかも分からないくらい雑草の中に撃沈。
が!!!
なんとさくらんぼの苗は山の土にも関わらずしっかり根付いてくれたのだ!!!
高さは30cmくらいで、枝も2本くらいしか出ておらず、なんともヒョロリとした頼り無い姿だったが、確かにそこに定着してくれたのだ。
もちろんすぐに実がなる訳もなく、翌年、また翌年、徐々に大きく、幹も太くはなるものの実ができる気配は無かったので、私もいつの間にかその存在を忘れていた。
それから十何年・・
親に内緒でこっそり植えたそのさくらんぼの木は、やがて親をも当惑させるほど巨大な木となってしまったのだ!
私のヒザくらいしかなかった木が、もはや見上げて一番上の葉っぱが見えない程。高さは3m近くになっただろうか。
「まぁ花見にでも使ってくれ(横柄)」と言い残し、社会人となり実家を出る。
それからしばらくして親から「ちょっと、○○の植えたさくらんぼ、実がなったわよ!!」と連絡が入る。
てっきり実はならない木だと思っていたのでそれはそれは驚いた。
見に行くと、、、
ありえない量のさくらんぼが!!!
小学校の頃の夢が、成人してやっと叶った瞬間であった。
これはちょっと感慨深かったですよ。
待つ事も大切である。(ていうかちゃんと手入れを)
そんな訳でここ毎年、この時季になると実家に帰り、さくらんぼを摘むのであった。

たわわー

たわわー

木のすぐ横は道路に面しており、2mほど低くなっている。枝は太陽の光を求めてその道路側へせりだしていたため、良い部分が収穫できず。

ちっちゃい粒はみんなさくらんぼです。
この時点でさえまだ枝には大量の実が。
道路に落ちないよう採れる部分を慎重に採取する。
たまにそのまま食べちゃったりしつつ。
なんともいい時間なのだ。
できれば小学生の頃この体験を味わいたかったなぁ・・・とか思ったり。

粒の大きさは小さめ。

なぜならこれは実が成りはじめた頃、『摘果(てっか)』という作業を行わなかった為。
ひと粒に十分栄養を与えるために、余分な実をもぎ取る作業。梨やりんごでも行われる。
それをやってたらもうちょっと大きくなったのかなぁ。
でも味はちゃんとさくらんぼの味。
こうして美味しく、かつちょっと不思議な感覚を味わいながら、季節の実りを堪能する私であった。
Posted by もぐねこ at 22:36│Comments(2)
│日常のめも
この記事へのコメント
こんにちは。
これは みごと!
すっごい量ですね。
ほったらかしでも たくましいもんです。
道路側に落ちてしまったのが 実にもったいない。
「どんだけ~」ですよね。
うらやまし~
いちばん高い脚立があるともっと上まで・・・
って よその木でも いらんお世話してしまいます。
これは みごと!
すっごい量ですね。
ほったらかしでも たくましいもんです。
道路側に落ちてしまったのが 実にもったいない。
「どんだけ~」ですよね。
うらやまし~
いちばん高い脚立があるともっと上まで・・・
って よその木でも いらんお世話してしまいます。
Posted by 駄菓子の雅
at 2008年05月26日 16:23

>駄菓子の雅さん
こんばんわ!
そうなんです!ハンパない量なんです!
実家にはかなり大きな脚立はあるのですが、2m+木の高さ3mで5mとなってしい、届きませんでした。。。
あとは野鳥に託します(^^;)
こんばんわ!
そうなんです!ハンパない量なんです!
実家にはかなり大きな脚立はあるのですが、2m+木の高さ3mで5mとなってしい、届きませんでした。。。
あとは野鳥に託します(^^;)
Posted by もぐねこ
at 2008年05月26日 21:13
