帰ってきてくれた。

もぐねこ

2008年04月26日 22:12

帰ってきた!Z、やっと帰ってきた!


・・・実は、3月の半ばに、事故ったのだ。



7年乗ってて初の事故らしい?事故。
修理から戻ったら書こうと思ってたのだ。

あれはすがぬまさんにフロントバンパーを塗ってもらってから二ヵ月後(大変申し訳ないぃぃ)、朝の通勤時、私はいつもの通勤コースを走っていた。普通のわりと広い県道。

おかしなもので・・・・・・・・・


その日の朝に限って、妙〜に事故というものについて考えていた。

飛び出しとか・・狭い所もあるので、事故ったら危ないよな〜と、ぼんやり考えていた。

そして、ある直線に近い道を走り、その先のカーブにさしかかった時、



ヌッ! と 軽トラが右手側から飛び込んできた! ! !


瞬間私が発した言葉は

わ! ! !うっそ! ! !



『 わ 』 の辺でフルブレーキ!


もう目の前に車が現れた瞬間に絶対間に合わないと分かったけれど、とにかく減速できるだけしようと。
なにぶん飛び込んできた軽トラに乗ってたのは、おそらく60代後半〜70代のおじいさん。
このままどてっぱらに勢いよく突っ込めば、おそらくじいさんただではすまない。

〜〜〜 そしてここから先は衝突の瞬間と前後の思考状態 〜〜〜

すごいブレーキ音!あー、やっぱりぶつかる!そりゃ間に合うわけないよなー。あーーーだめだ!あたる!!!旦那に呆れられるーーしごとまにあわなじいさん無事でいてくれよーーーー!!!ガシャン!

うあぁーーーーー(この間2分くらい呆然としてたかも)ーーやったかーーー。。。。。

思ったより音が軽い音したな。。。あーーすがぬまさんに塗ってもらったバンパーがぁ〜。あ、ガススタ近くにあったんだ。あ、スタンドの人がきた。恥ずかしいのー。自走できるかな。。動かした方がいいよな。あ、動いた。良かった。燃えないよな。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

車を脇に寄せ、降りる。向こうの軽トラも乗り主のおじいさんらしき人が降りて歩いていた。どうやら無事のようだ。良かった。
ちょっと鼻血が出てるようなので念のため救急車で病院へ。
私は車を降りた時点ですでに首が痛み出し、ずーっと手を首に当ててる状態だった。あ、シートベルトはしてました。

とりあえず警察を呼び、積載車の手配を旦那に頼み、待っている間Zを見る。

「あぁぁ・・・・」




「あああぁぁ・・・」



なんか汁も漏れとるし。


相手の軽トラはこんな感じ。




Zのフロントノーズが長く、かつもぐりこむ様にいったので速度による衝撃がやや緩和されたのだろうか、乗り手のダメージはお互い防げたようだが・・・これでこっちも軽トラ等だったら、おそらくかなりの怪我を負っていただろう。

しかし・・いかんせんZ自体のダメージがでかい。。

ほどなくして警察がきて現場検証。あんま気分のいいものではないですなぁ。

↓現場。




写真直線道路の向こう側から私が走ってきて、写真左一旦停止の道から軽トラが進入。

どうやら一旦停止をしなかったか、確認が甘かったようだ。割合としても私1:相手9ではあるが・・・。
というかこの交差点はほんと見にくくて、私の進行方向から見てもそこに交差点があるという表示や何かは一切ない。
でも交通量が多いためしょっちゅう事故が起きている。私も事故現場を2回ほど目撃した。そして過去2人ここで亡くなっているそうだ。
近くのスタンドのおっちゃんも「まったくこの交差点はかなわん」と言っていた。ほんとかなわんな。

そんなこんなでZは旦那と共にきた積載車に乗せられ、入院となったのだ。



部品がメーカー欠品だった等色々あり、修理がだいぶ長引いた。

なんなんだろうなー、この空虚感。
言葉には表せない。
別に普通に生活はしているけど、どこかに欠けた穴が開いていた。
確かに車というものはただの無機物の塊で、それは移動するための道具にすぎない。
車を愛するという事、それは感情移入といえばそれまでだけど、同じ時、同じ空間、同じ思い出を共にしてきたそれは、自分という存在を認識するための重要な要素でもあるのかもしれない。


一ヵ月半後、もぅ夢の中でZを運転するくらいになっちゃってたが、ついに帰ってきた。
その姿を見た時、言葉を失った。


。。。綺麗だ。。。



もう何年も乗ってたのに、毎日見てたのに、しばらく見とれてしまった。




板金屋さんも綺麗な仕事をしてくれた。




一ヵ月半の代車(アルト)での生活から、このZに戻った時、始めの違和感・・・そしてなじみの感触を思い出す瞬間。。


ははっ、やっぱり、嬉しいな。



「良かった良かった」



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